ヴァイオレットエバーガーデンを観に行く

2020年09月20日

 

 
第2章のクエスト中
 
  「零の軌跡」を頑張って進めてます。ゲームシステムは勝手が解ってるし、プレイしてるうちに 「あ、コレはこうすると速いんだよねーオレ知ってた」とか 「あー、思い出したわコレ面倒なヤツだわ。でも自分知ってるから簡単だわー」って感じで、傍から見てたら 地獄のミサワな独り言を言いながら割とサクサク進めています。軌跡がオンラインゲームになったら、仲間と進行出来て楽しいかもしれん。

絶賛コロナ時はチケット半券モギられなかった。私はだいたいF列なので気を付けて(なに
 
 そんな日曜日を過ごしてますが、昨日は待望の ヴァイオレット・エヴァーガーデンの公開日ということで、仕事終わりに(結局年休取得ムリ奴www)観てきました。
 前作は 2019年9月6日公開だったので、実に1年ぶりです。ある程度制作が進んでて、Youtubeにも盛り上げるために制作過程(正確にはアニメ版だった気がしますが)を順次載せてたのが記憶に新しいです。
 特段遅れもなく1月に公開されるものと思ってたが、事件があって、9月に無期延期が決まった時は「久美子3年生編」も絶望視されたものの、わずか2か月後の11月に突然Youtube上に「4月上映」が告知されました。
 公開された今作の特報を観た時の衝撃は今でも忘れないと同時に、「久美子3年生編」の特報と違い、あえてなのか、まったくと言っていいほどアニメ版の動画も使わず、ヴァイオレットが海が見える丘の上を歩いてる映像しかなかったことに対して、あぁ・・・大半の個所はアニメ版のストーリーを懐古する「総集編への切り替えを示唆してる」と思ってました。
 それが今、まったくの新作として蘇る! おぉ神よ、京都アニメーション、アニメーションDo、ABCアニメーション、サンライズの方々よ,本当にありがとう・・・って思いながら予約チケットを発券してたら、映画館のロビーで 前部署の佐藤さん(仮名)に発見されて声を掛けられた時はマジでオタバレしたかと思いましたが(職場では後輩2人にしかオタバレしてない)、冷静に 「佐藤さん(仮名)もテネットですか?ノーランどういう風に仕掛けてくるか楽しみですね ↑↑↑って感じで 一緒にシアター入場までして、 「あ、自分席こっちなんですよ、では~サヨナラー」って感じで凌いだので、たぶん大丈夫・・・。

土民は平気なのかも知れんが、オタバレ関係なしにワイにとってマジで静岡は界隈が狭いので正直キツい。

【総評 レビュー 】(ネタバレなし)
 ツイッターにも書きましたが、前作のヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝レ・ミゼラブルを超えた「泣かせる映画」でした。評価点は4.8/5.0ですね。(-0.2の内、-0.1の理由は後述。もう-0.1の理由はファンに怒られるので黙ってます)。
「京アニ信者」という外的アドバンテージを抜きにしても、非常に脚本・演出・音楽・演技の完成度が高く、セリフの一言一言も意味が深く練られたものでした。
 
 今回の作品は、みんなが期待する「本篇」の前に語り手を入れ、外的後説法で「本篇」を描いた後に語り手がカムバックして内的後説法をする仕組みでした。
 これは鑑賞者に懐古する時間を与えることで、より作品の好感度・好印象を植え付けられます。微妙な展開や結果だと裏目に出ることがありますが、監督は「絶対の自信」があって、このような手法を取り入れたのかなと邪推します。
 事実、キャッチコピー「時代の変化」で登場した「あれ」と絡ませた物語中盤の展開が、最も多くの視聴者の感動を誘いましたし、ヴァイオレット作品の形容詞であったはずの「手紙」が「 語り手の時代」では「あれ」に変わってて、その存在も当たり前になっている=「ヴァイオレット作品はこれで完結」したことが伺えます。(大ハズレだったりして)
 
 
 あと、ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝でも重厚な弦楽器を奏でてたEvan Call氏のインタビューが パンフレットに1ページ丸々使って取り上げられててテンション上がりました。たぶん初めてなんじゃないですかね?ちょくちょく色んな所でテロップされてて結構気になってたのでうれしかったです。
 今回は前回以上に楽器と楽曲が多かったように思います。世界観きっちり設定して描く時代考証は当然ですが、主人公たちと同じ空間に引き入れ、同じ空気感を共有させる術である音楽もものすごく重要と考えています。
 物語序盤の号泣シーンも中盤の号泣シーンも終盤の号泣シーンも(全部号泣かよ)、彼の音楽なしではあそこまで没入できません。
 
  (鑑賞したので)文句というか疑問をぶつけられることが許されるとすれば、-0.1の評価の理由は、「語り手」が初めて出会う「ヴァイオレット時代の人」がなんで「あの人」なのかが謎です。時間軸おかしくねぇ?「あの人」何歳だよ!?
 あと、物語終盤に登場する郵便局員がなぜ「語り手がヴァイオレットが本作で会得した「シュワちゃんのポーズ」を知ってる」体で挨拶したも謎です。(演出ですが理由付けが見当たらない)
 いずれにしろ、ヴァイオレッット・エヴァーガーデンを一切観たことない人は、本 劇版を観る前にアニメシリーズの第10話だけは最低限観ておくことをお勧めします。
 
 
 そんな今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか(おそ)
 実家から「iphone便利だからもういらない」ということで母ちゃんのお勉強PC(かつて艦これやるためだけに買ったタブレットPCを貸し与えてた)が送られてきました。

 これも「時代の変化」なのでしょうか、私もすっかり艦これやってませんね・・・  

 


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